GPU不要の、2D描画・HMI開発ソリューション
VSR (VAPS Software Renderer)
PACE社
日本正規代理店
GPUを必要としない2D描画API・ライブラリです。 VAPS XTとの連携により、設計資産をそのままに、GPU非搭載環境でも高度なHMI開発を実現します。
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GPU不要のソフトウェアレンダラー
VAPS VSR(Software Renderer)は、35年以上にわたるアビオニクスHMI開発の経験をもとに設計された、次世代のソフトウェアレンダリングAPI・ライブラリです。
従来GPUが必須だった高品質グラフィックス処理を、CPUとフレームバッファのみで実現。DO-178C DAL Aに対応する設計により、2Dアビオニクスグラフィックスの認証プロセスを大幅に簡素化します。
また、VAPS XTとの統合により、設計からデプロイメントまで一貫したワークフローを実現。将来的にGPUが必要となった場合でも、同じHMIアプリケーションを最小限の労力で展開できる柔軟性を備えています。
VAPS VSRは、GPU非搭載、または認証が困難な環境でのHMI描画に最適です。
- 航空機のコックピットディスプレイ
- ミッションコンピューターや制御装置
- 軍用/産業用RTOS搭載の組み込みシステム

:: なぜVSRなのか? — GPU非搭載環境でも高信頼なHMIを実現
GPU不要で高品質
GPUを搭載しない組込み環境でも、高度な2D描画を実現。ハードウェアコストの削減と、認証済みCPUプラットフォームの柔軟な選定が可能になります。
DO-178C DAL A対応
航空宇宙・防衛分野の厳格なソフトウェア認証にも対応。GPUを使用する場合と比べて、認証リスク・時間・コストを大幅に削減できます。
VAPS XTとの統合
業界をリードするHMI設計ツール「VAPS XT」と連携し、UI資産をそのままVSRへ展開。設計から運用まで一貫した開発プロセスを実現します。
ITARフリー
米国輸出規制(ITAR)の対象外製品として、国際的なプロジェクトにもスムーズに導入できます。
:: ソフトウェアの技術特性
VSRは、32bitまたは64bit CPUとビデオフレームバッファへのアクセスのみで動作する、非常に軽量かつ柔軟な2D描画ライブラリです。 最小限のCPUリソースで、高速かつ高精度な描画を提供し、リアルタイムかつ高信頼なHMIを構築できます。
描画機能
- 最適化されたグラフィックプリミティブ(描画命令群)
- クリッピング/マスキング処理
- アンチエイリアス/アルファブレンディング
対応プラットフォーム
- 複数のRTOS(VxWorks、Deos、PikeOSなど)に対応
- Intel / ARM アーキテクチャに対応
対応規格
- MOSA、ARINC 661、FACE® Technical Standard 準拠
デプロイメントアーキテクチャ

VSRは、アプリケーション層とプラットフォーム層を橋渡しする形で動作します。
上記の構成図は、CPUベースのシステム上での典型的な実行環境を示しています。
:: 機能と規格
機能・規格 | 詳細 |
---|---|
描画エンジン | 高性能2Dグラフィックスライブラリ(ソフトウェアレンダリング) |
入力インタフェース | カーソル、タッチパネル、物理キーボード対応 |
対応規格 | ARINC 661、FACE®、MOSAに準拠 |
認証対応 | DO-178C DAL Aまで対応(航空機搭載可) |
プラットフォーム | 32bit/64bit CPU、Intel/ARM対応、各種RTOS(VxWorks、Deos、PikeOSなど)上で動作 |
輸出規制 | ITARフリー(米国輸出規制対象外) |
:: 価格とお問合せ
各製品の価格については、お客様の導入規模や利用環境に応じたお見積りをさせていただいております。
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